美しい冬の朝

凍てつく朝の空気を感じながら

幼稚園までの道を

子どもの手を引き歩く

幾重にも

重ね着をした次女でも

毎朝、寒いと

不平を漏らしている

しかしながら

冬の空とは

本当に美しい

雲が全く存在しない

抜けるような青い空や

砂を箒で掃いたような

薄い筋状の雲で覆われている空

車で生活していた過去には

あまり感じ得ることのない

清々しい気持ちとなる

最近ではマフラーと

マスクの組み合わせが

美しいだろうかと

疑問に感じた為

日中は

マフラーを使用していない

私の場合

マフラーを首に巻くと

そこに顔を埋めようと

肩が自然と上がり

内に入る癖がある

そこに気付けたことは

ハイヒールで美しく歩く為の

大きな収穫である

ハイヒールと共に過ごす

初めての冬であるが

寒さの中でも

緊張感と美しさを表現できる工夫を

凝らしたいと思う

Sonomi